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vol.64

今月のラインナップ

1.千葉県産落花生情報-➁
2.ピスタチオについて
3.ヘーゼルナッツについて

1.千葉県産落花生情報-②                    皆川 和史
6月の作況状況を報告致します
時期:6月20日
●作況状況
6月中旬で、概ね早生の播種が終わり半立は若干残っている模様です。
中旬まで雨が続いたため播種が全体的に遅れています。生育は若干遅れ気味でしたが、気温も高くなってきたので追いついてくると思います。病害虫被害については褐斑病が少し出始めました。今後の発生状況を注意し発病初期に殺菌剤で適切に対処する予定です。開花については4月下旬から5月上旬播種の早生種で概ね順調に咲き始めました。生育が若干遅れたため、子房柄はあと数日で伸び始める見込みです。今後は適度な雨と梅雨明け後に日照が続き、1週間から10日おきの降雨が望ましいです。

播種:5月初旬 撮影:6月23日

商品名:千葉産半立素煎りピーナツ
内容量:70g入数:10 入賞味期限:150 日JANコード: 4901454024818

商品名:千葉産半立種殻付落花生
内容量:70g入数:10 入賞味期限:150 日JANコード: 4901454019340

商品名:千葉産半立バタピー
内容量:65g入数:10 入賞味期限:150 日JANコード: 4901454024801

2.ピスタチオについて                     高橋 学
●特徴●
ウルシ科カイノキ属の落葉亜高木。およびそれから採ったナッツ。主にイランや米国で栽培される。現在のイランからアフガニスタン地方を含む中央アジア原産とされ、考古学者によれば紀元前6500年ごろから食用に用いられていたとされる。その後、植物愛好家が種子をローマに持ち込み、ヨーロッパに広がった。属は、漢字の楷書体で知られるカイノキ(楷)と同じカイノキ属である。雌雄異株であり、受粉の良否が収穫量を大きく左右する。主に乾燥した土地で育ち、一定の塩害のある場所でも生育する。しかし、十分な日照と排水が必要。 木は高さ10メートルほどに成長する。葉は落葉性の奇数羽状複葉、10-20センチメートルほどになる。長径3cmほどの楕円形の殻果は、成熟すると、裂開果と呼ばれる一辺が裂けた独特の形状となり、熟すと落木する。この形状から、現代中国語では「開心果」(カイシングオ、kāixīnguǒ)と称する。
●産地●
主な生産地はイラン、アメリカ、トルコ、シリアなどであり、現在の生産量はイランが世界一である。中国では新疆ウイグル自治区が主産地。ヨーロッパではイタリアのシチリア州にあるブロンテのグリーンピスタチオが有名で、原産地呼称制度や
スローフードの認定を受けている。グリーンピスタチオはブロンテの重要な財源に
なっており「食べるエメラルド」や「緑の金」と呼ばれている。
●安全性●
他のウルシ科植物と同様にウルシオールが含まれており、その成分によるアレルギー反応を引き起こす可能性があることから生の果実(種子)の取り扱いには慎重さを要する。また、ピスタチオは果実そのものが低水分である上に脂肪含有率が高いことから自己発熱および自然発火する傾向があり、バルク・コンテナ内で不適切に保管すると火災発生することが知られている。特に穀粒のものは加工後のものに比べてその割合も高めとなっている。現在、果実やその加工製品の火災事故の防止のため「油の染みた状態」の布類あるいは繊維状の材質の物品を貯蔵時に使用することが禁止されている。
●栄養素●
ビタミンB2
ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を維持するために使われるビタミンです。糖質や脂質、タンパク質の消化を助け、エネルギーに変える役割があります。そのためエネルギーの消費が多い生活をしている方は、ピスタチオを食べてビタミンB2を補給することをおすすめします。ビタミンB2は光に弱いため、ピスタチオを保存する際は直射日光の当たらない場所で保管すると良いでしょう。
ビタミンB6
ビタミンB6はタンパク質からエネルギーを生成したり、筋肉や血液を生成する際に
使われる水溶性ビタミンです。また、神経伝達物質の合成にも関わるため、精神の安定に役立ちます。ビタミンB6は体内でも腸内細菌によって生成されるため、一般的には不足しづらい栄養素です。ただしタンパク質を多く食べる方は、ビタミンB6も多く消費するため、意識して摂取すると良いでしょう。
オレイン酸・リノール酸
ピスタチオの半分は脂質でできており、太りやすいという印象を持つ方もいるでしょう。しかし、ピスタチオに含まれる脂質の多くは体脂肪になりにくい不飽和脂肪酸です。少量であれば肥満を恐れずに食べることができます。脂質は血糖値を安定させて空腹感を感じることを防ぐ働きもあるため、ダイエットに取り入れると良いでしょう。不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸やリノール酸は血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。コレステロール値が安定することで血管を健康に保ち、生活習慣病を予防します。また、胃腸の動きを活発にして消化を助ける働きもあります。
ルテイン・ゼアキサンチン
ルテインとゼアキサンチンはカロテノイドの一種です。ルテインとゼアキサンチンには抗酸化作用があり、有害な紫外線やブルーライトから眼を守る働きがあります。体内で生成できず、加齢と共に減少するため、食品から摂取すべき栄養素です。不足すると白内障などにつながるため注意しましょう。
β-カロテン
β-カロテンは涙の量を調節し、眼の細胞を正常に保つなど、眼の健康に役立ちます。また、肌を紫外線から守るなど肌の健康を維持する働きもあるため、美肌効果も期待できます。 ほかにも、体内でビタミンAに変化して抗酸化作用を発揮し、
有害な活性酸素から身体を守るほか、免疫の増強効果が知られています。

 

 

 

3.ヘーゼルナッツについて                     高橋 学
低木性落葉樹のカバノキ科ハシバミ類の食用にされる堅果をいう。ハシバミ類で果実をつつむ苞が短いものをヘーゼルhazel,長いものをフィルバートfilbertと欧米では区別して呼ぶことがある。また前者は野生種,後者は栽培品種こともある。ハシバミ類は北半球に15種ほどが分布する。日本にはハシバミとツノハシバミの2種が分布するが,どちらも経済栽培は見られない。果樹として重要なものはセイヨウハシバミ(英名common hazel,European hazel)で,アジア西部からヨーロッパに原生し,トルコ,イタリア,スペイン,北アメリカが主産国である。
●特徴●
世界一の生産国はトルコです。総生産量・総輸出量ともに世界第1位となっています。ヘーゼルナッツの歴史は古く、ヨーロッパでは石器時代から食べられていたといわれ、2300年前には原産地であるトルコ北部の黒海沿岸ですでに栽培が始まっていたそうです。特に、この地域はヘーゼルナッツの栽培にもっとも適した土地と言われ、生産量は世界一。世界総生産量の75%、総輸出量の70-75%を占めていますヘーゼルナッツは見た目がどんぐりのようです。ナッツ類はどのスーパーでも売っていますが、殻付きはオーガニックショップ なので買うことができます。トルコでは一日一掴みのヘーゼルナッツを食べることが推奨されていますが、ヘーゼルナッツは癖があるのでナッツとしてだけだと食べにくいかもしれません。ナッツ単体ではなく、アイスクリーム、チョコレートに入っているヘーゼルナッツを食べることの方が多いです。
●栄養素●
オレイン酸
ヘーゼルナッツに含まれる栄養に、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸があります。
アーモンドの約1.6倍のオレイン酸が含まれていると言われています。
オレイン酸とは、脂質である脂肪酸の1種で、オリーブオイルにも含まれることで
知られる健康によい脂質成分です。悪玉コレステロールを抑え、血液をサラサラに
してくれる働きがあります。また、代謝を促す働きや、細胞を酸化させる活性酸素を抑える抗酸化作用も持ちます。オレイン酸には、中性脂肪や悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化して、過酸化脂質という悪性の脂質に変化するのを抑制する効果があるのです。オレイン酸は過酸化脂質の生成を抑制することで、動脈硬化や老化を抑え、アンチエイジングに効果効能があるのです。
ビタミンE
ヘーゼルナッツには抗酸化ビタミンのビタミンEも豊富に含まれているため、オレイン酸との相乗効果で、高い抗酸化力とアンチエイジング効果が期待できるのです。ビタミンEは細胞を酸化させ、老化や病気を引き起こすとされる活性酸素の生成を抑える働きがあります。ヘーゼルナッツにはこのビタミンEが多く含まれており、脂質やコレステロールの酸化を抑えて血管の健康を守る効果があります。

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①千葉産落花生情報-その③
➁秋冬新商品紹介
③ピーナッツを食べよう【番外編】