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vol.27

今月のラインナップ

1.千葉産落花生の播種について
2.世界の落花生市況について   
3.商品トピックス
                                                                                  
                             
                       

 

1.千葉産落花生の播種について

本年も千葉産落花生につきまして、播種から収穫時期までの状況をレポートして参りますので宜しくお願い致します。
播種の開始時期については例年並みです。早生で早い所は4月下旬より始まり、一般的には5月上旬から始まっています。千葉半立は5月中旬頃より順次始まっています。天候等の条件については、4月下旬に気温が下がった時があり、その時期に播種や発芽を迎えるものにあっては、発芽不良の影響を受けているものもごく一部あります。通常の5月上旬から播種したものは概ね順調に発芽し成長しています。昨年同様5月の気温は高い為、生育も進んでいます。

作付概要につきましては、弊社取引農家の聞き取りのなかではありますが、引き続き高齢化の影響を受けて、農場自体の廃業や作付を減らす所も見られます。その中で、近年の安定相場を受けて作付を増やす農家も見られており増減をふまえても去年より増えていると思われます。


播種:5月中旬

撮影6月1日

  

2.世界の落花生市況について

アメリカ

世界貿易機構(WTO)で継続中のボーイング社の議論に関して、EU は米国に対する報復を検討しています。専門協議会は2019 年5 月31 日まで続き、その時までEU 委員会は生落花生やロースト落花生を含む米国産の商品に関税を課すかどうか決定を下すと思われます。これは明らかに、米国産の落花生のEU への輸出に多大な影響を及ぼします。参考までに18年3 月から19 年2 月までの1 年間に米国からEU への出荷された落花生は14 万5,852 トンでした。仮にEU が米国産落花生に関税を課すことに成った場合は、輸出がゼロになる事は有りませんが、EU への輸出は減少します。それは明らかにアメリカの最大の競争相手、アルゼンチンとブラジルの価格(彼らの利益)を上げる機会を与える事になります。新物に関しては播種を行っている最中です。農家が落花生から綿花に作付面積を増やすという予想は、綿花の価格が1 ポンドあたり77 セントまで上がっていた時期であり、現在は12 月19 日の水準と同じく1 ポンドあたり75 セントに下がっておりますので、少なくとも現状では予想より綿花の作付面積は増えておりません。それでも綿花には多くの可能性があり、米国と中国の貿易紛争が解決されれば綿花の価格は上昇すると考えられます。現在の落花生の過剰供給を考慮した上で、来年に向けて綿花の価格が上昇していけば、20 年クロップの落花生の作付面積は急激に減少する可能性があります。多くの仮定と不確定要素を含んだ話ですが、それでも2020 年の後半に影響を与える可能性があるので注目すべきポイントです。

落花生の播種状況は、18 年クロップと非常に似ており、若干多くなる可能性があると考えられています。米国の平均的な反収で算出すると280 万トンの収穫量が予想されます。この収穫予想から今年2019 年8 月1 日には132 万トンの繰越し原料が予想され、2020 年8 月1 日には125 万トンの繰越し原料が考えられす。これらの数量は17 年クロップの米国政府の買い取り、輸出、国内需要の状況によって変化しますが、全体的に市場が供給過剰になり続けるほど豊富な落花生があります。市場に変化が起こる可能性として、干ばつは確実に供給に影響を与えます。他には潜在的に中国国内の供給が厳しい状況のため、中国のバイヤーからの購入が増加する可能性があります。また上記のようにEU の輸出が減少する可能性があります。カレントクロップの市場は、相変わらず非常に静かなままで低品質原料が1 ポンドあたり40 セント半ば(45 セントで992 ドル/トン)で、品質の高い原料はプレミアムになっています。品質にもよりますが、価格は1 ポンド当たり47〜55 セント(1,036~1,212 ドル/トン)に成っています。唯一の動きは、アフラトキシンの数値の高い原料が中国に輸出されているだけです。
中国

過去1 ヶ月半で、中国国内の価格が急上昇しました。この約20%の価格の上昇の理由が、18 年クロップの収穫量1,600 万トンに加え300 万トンの繰越し原料を考慮すると中国落花生の供給不足では説明が付きません。原料不足が本当の問題であるならば、18 年の繰越し原料は予想された300 万トンほど多くは無かったという事に成ります。これは、現在の市場だけではなく、次の市場にとっても重要です。供給が逼迫しており、19 年クロップの播種がわずか5%しか増加しない場合、依然として供給に問題が有ります。仮に供給に問題がある場合、これは多くの原産地、例えばアルゼンチンとブラジルの搾油用、アフリカ諸国(主にセネガル)などの落花生、インド、そしてアメリカを含む通常の産地に一定の機会を与えることに成りそうです。中国では米国からアフラトキシンの数値が高い原料の新たな購買意欲が高まっています。これは来月も続くと思います。加えて、中国のバイヤーは、アメリカ政府に買い取られた17年クロップに大きな関心を示しています。残念ながら、現時点で米国政府は、ピーナッツバター用として約4万7,000トンを売却しているだけです。彼らが成功したかどうかは5月6日に成らないと判りません。それ以降、米国政府が残りの買い取りをした落花生をどう扱うかは不明ですが、搾油用の原料を十分に持っている米国の市場にとって、唯一の他の選択肢が搾油であるため、言うまでもなく、中国はずば抜けて最良の選択肢です。

 

3.商品トピックス

夏のような暑い日もあり、上着を脱ぐことも多くなってきました。これから出かける機会も増えて参ります。今回は人気の素煎りピーナツの大袋タイプ、千葉県産ピーナッツの小粒タイプの商品をご紹介致します。

商品名:素煎りピーナッツ  規格:400g  入数:10

本体価格:450円   賞味期限:240

JAN 4901454 024313

中国現地パック商品です。日本人経営の工場にて製造しておりますので、日本国内での製造とほぼ変わらない品質であります。

商品名:千葉産細実ピーナッツ  規格:85g  入数:12

本体価格:400円  賞味期限:150

JAN 4901454023903 

細実ではありますが、味が濃くてとてもおいしい千葉産ピーナッツ

 

本年も千葉県産落花生の播種もほぼ終わったころと思います。農作物ですので成長が天候に大きく左右されます。播種の時期は雨が多くても発育不良になりやすくなりますので、良い天気の日が続くことが望まれます。今年は猛暑や台風などの豪雨などあまりなく、無事成長してくれることを今から楽しみにしたいと思います。







次号予定は
1.千葉産落花生生育状況
2.商品トピックス
3.特売商品のご案内