川越屋通信Kawagoeya Tushin

川越屋TOP > 川越屋通信 > vol.14

vol.14

今月のラインナップ

1.世界の落花生市況について
2.乳酸菌についてのテレビ放映
3.商品トピックス 


1.世界の落花生市況について

 

アメリカ落花生2017年産は過去半年以上、否定的な情報も多く市場がどのように成って行くのか懸念されましたが、当初の収穫予想より少ないものの記録更新となる収穫量と判明しました。加えて、中国の動きも活発でなくバイヤー、シッパー共に一安心していると思われます。現在考えられる今後の不確定要素は以下の通りです。

・アルゼンチンでは過去最悪の干ばつ気候と考えられている。

・アメリカではコットン価格が現在78 セント/ポンドと成り,更にコットンに対する政府の災害補償が確定している事から、2018年産落花生作付面積が減少する事が予想される。

・2017年産中国落花生国内価格が低く、またトウモロコシの価格が上昇している事により2018年産の作付面積にどの位影響を及ぼすか。

アメリカ

短期的には今後落花生の作付面積が減少する事が明らかに予想されことら価格は上昇することが濃厚です。現実問題として、健全な輪作の点からも落花生の作付面積が減少する事が望ましく、10%から15%の減少が考えられます。 仮にコットン価格が80セント/ポンドの壁を超えれば 20 %の減少が考えられますが、 2018 年産の作付面積がそれだけ減っても2019年8月の繰り越し原料は 2017年産(2018年8月)の繰り越し原料と変わらないと思われます。2月まで 2017年産価格、2018年産新物価格は非常に弱く 農家からの剥き身換 算で925 ドル~ 990ドル/トンでしたが、現在オファーは出ていなか、トン当たり20 ドル程上がっているとのこと。直接の原因はコットン価格の上昇ですが、コットン価格の上昇はシッパーが2018年産の契約を始めた直後に起こりました。農家は既に安価な契約をしましたが、現在コットン価格が80セントに近づいてきる事と災害補償対象が確定している中、農家は全く契約する気が有りません。この事でシッパーは価格を上げるかオファーを止めています。アルゼンチンが天候により潜在的な供給減が考えられますので、アメリカ輸出量が増加する可能性が有ります。しかし中国への輸出が減少すれば相殺される程度かもしれません。アメリカの輸出量は昨年より減少すると 思いますが、アルゼンチからの供給限られれば、ヨーロッパ向けの原料と皮むき供給容力が有るのは唯一アメリカに成ります。今年アルゼンチンが大干ばつに見舞われたら、アメリカ落花生のヨーロッパ向け原料とそれ以外(アメリカ国内を含む)の差は開くと思われます。実際に昨年アメリカ2016年産落花生 はヨーロッパ規格とそれ以外のオファー価格に トン当たり200 ドル以上の値差が出ました。このような2017年産で再び起こったとしても驚くことは有りません 。

アルゼンチン

アルゼンチンでは過去最悪の干ばつが考えられます。地域によって被害が違い確実な事は言えません。雨が降らない事で毎週反収が下っていきます。これまでの天候でアルゼンチン落花生の平均反収が少なくとも 2トン収穫出来れば、 市場では安心きる量に成と考えらます。勿論反収が下れば、良品数量も減り粒サイズも小粒傾向となります。更に、アフラ トキシンに関しては現時点で答えられることは少なく収穫後でないと判りません 。現在況からアルゼンチン落花生は2018年末までは供給可能と考えられます。2019年1月から 6月は供給が非常に厳しくなってくると思われます。アルゼンチンパッカーが現在までどの位新物を契約をしたか判りませんが、潜在的に新物の収穫量は当初の予想より40 %~50 %減少すると仮定する事が出来ます。この事から、パッカーによっては既に新物は売り切れと成っていてもおかしくありません。

ブラジル

アルゼンチンと似たようにブラジルもオファーを止めています。彼らがオファーを止めている理由は品質問題でなく、農家から買い付け価格が上昇しており購入を見合わせているようです。現在も収穫は続いてますが、これで収穫された原料の品質は良いと聞ております。多くのブラジルシッパーはこれまで皮むき原料の契約を海外と結んで来ました。しかし、アルゼンチンの天候が心配されてから農家が価格を上げたことで、シッパーはオファーを止めました。ブラジル落花生大手は農家からの買い取り価格が上ったとしても契約を履行すると思いますが、この価格上昇に伴い中小は契約を履行しない可能性は捨てきれません。当然ながら、アルゼンチンが不作で有れば他国からの需要が見込まれますので、 農家も強気に成って来ているようです。

中国

国内市場は相変わらず静かです。未契約原料はかなりの数量が残っていると考えられ、農家も心配し始めたようです。中国の天候は今後一気に上昇します。 農家にとっては品質の面からも考えなくてはいけません。播種の時期も迫ってきますので、農家は原料を売って種子購入の資金を調達しなく成りせんが、需要が弱いままです。更にトウモロコシ価格が上昇しておりますので今年落花生でなくトウモロコシを栽培する農家が増える可能性が有ります。しかし、中国政府がトウモロコシへの補助金を取りやめたと話も有り、中国政府がトウモロコシの補助金を取りやめたとの話も有り、それを聞いたと称する人達は作付面積に大きな増減は無いと言います。一方で、少なくとも新物の落花生作付面積は10%減少すると言う人もいます。作付面積が少なくなれば潜在的に市場活発化すること考えられますが、 繰り越し原料数量や国内価格の上昇によりアメリカからを購入するもしれません。

2.乳酸菌についてのテレビ放映

下記テレビ番組にて乳酸菌について取り上げられ、当社の商品も少しではありますが映りましたので、改めて商品のご案内をさせて頂きます。食べるタイミングや食べ合わせで、より効果的に摂ることができる!との内容で番組構成されておりました。

●放映テレビ 『ソレダメ!』テレビ東京 水曜日 18:55~21:00

●放映日時   2018年4月11日(水)

●内容    『健康になる最強食材SP ~油・乳酸菌の新発見~』

★乳酸菌ヨーグルト味アーモンド 65g 

JAN 4901454023729

上代300円(税別)

カリッと香ばしい大粒のアーモンドに、甘酸っぱいヨーグルト味をプラス。 1パック(65g)当り“200億個”以上の乳酸菌入り(ヨーグルト20個分) →体に嬉しいエンテロコッカス・フェカリス菌「EC-12」株使用

EC-12(エンテロコッカス・フェカリス菌)とは人間の腸内に存在する腸球菌と呼ばれる乳酸菌です。ヨーグルトなどに含まれる桿菌(かんきん)に比べると5分の1ととても小さいが、小さい為に腸管内パイエル板に取り込まれやすく、高い整腸作用が期待できます。

3.商品トピックス

汗ばむくらいの陽気の日もあり、春から夏へ向かっていると感じる今日この頃ですが、行楽や観光には一番良い季節ではないでしょうか。お酒を飲む機会も増えると思いますので、今回はお酒に合う燻製商品をご案内させて頂きます。

商品名:燻製そら豆

規格:45g         入数:12袋             本体価格:200円

賞味期限:150日

JAN:4901454 023392

 

 

 

 

おつまみとしてだけでなく、近頃は健康素材として食べて頂いている方も増えてきているピーナッツ。早いところでは千葉産落花生の播種も始まっております。次号よりは千葉産落花生の播種から収穫までを毎号お知らせして参りますので、宜しくお願い致します。




次号予定は
1.世界の落花生事情
2.商品トピックス
3.特売商品のご案内